フレキソ印刷とは、ゴムや樹脂など弾性のある版を用いた凸版印刷方式で、印圧が軽いのが特長です。
この為、薄紙から厚紙、段ボール、フィルムなど幅広い素材に対応でき、凸凹のある和紙などにも印刷が可能です。有機溶剤の含有量が限りなくゼロに近い水性インキを使用した水性フレキソ印刷は、食の安心・安全を考えるパッケージに最適です。
今、水性フレキソ印刷が選ばれる理由
有機溶剤の含有量が限りなくゼロに近い水性フレキソ印刷なら、さらなる環境対応への製品を提供できます。凸版ならではの特徴を活かし、高精細な印刷を施すことが可能な上、従来印刷加工が困難な基材である紙、レーヨン紙、和紙、不織布といった原反とフィルム印刷に対応しています。安心・安全で、環境にやさしい商品パッケージです。
| 食の安心・安全 | ■赤ちゃんや子供向け商品にもより安心です ■嫌なインキ臭がありません ■水性インキの使用により、残留溶剤の心配がありません |
| 高品質 | ■薄紙からフィルム、凹凸のある和紙など幅広い素材に対応しています（レーヨン、雲龍、和紙、不織布、フィルム） ■4色プロセス＋白インキで高精細な色再現性を実現しました ■凸版印刷のため、ベタや文字の再現性に優れています |
| コストパフォーマンス | ■プロセス4色による忠実な色再現で特色版のコストが削減できます ■CIドラム採用により見当精度が良いため巾広の印刷が可能です |
| 環境対応 | ■ VOCの排出が限りなく少なく、CO2排出量の低減が可能です ■一歩進んだ環境負荷の軽減、汚染予防がはかれます ■カーボンフットプリントの推進に最適な印刷方式です |
フレキソとグラビアの違い
環境
| 油性グラビア | 水性グラビア | 水性フレキソ | |
| インキ成分 ※印刷時 | VOC80％ | VOC40％ | VOC2〜5％ |
| wet塗布量 （g/㎡） | 6.0 | 4.0 | 2.5 |
| VOC発生量 （10万m印刷時） | 480kg | 150kg | 0.6kg |
| CO2発生量 （10万ｍ印刷時） | 1,037kg | 320kg | 1.25kg |
生産性
| 生産性 | 油性グラビア／水性グラビア | 水性フレキソ |
| 版 | 鉄／銅メッキ／クロムメッキ | 樹脂／ゴム |
| 版寿命 | 30～50万ｍ | 250万ｍ以上 |
| 版交換時間 | 40分／8色 | 13分／10色 |
| 版重量 | 30㎏／版 | 2㎏／版 |
| ロス原反 | 約100ｍ | 約10ｍ |